SPDの話
FS兵装です。
今回はSPDについて、私の感想をお話していきたいと思います。
私が購入したのはコチラ。
PD-M530というやつです。MTB寄りのノングレードといったところでしょうか。
Amazonで3,760円(2018/09/11現在)。
ペダル本体とクリートが付属します。
仕組みについては、クリートという部品を専用のシューズ底面に組み付けて、そのクリートをペダルが挟み込んで固定します。外すときはつま先を軸に足首をほどほどに素早く捻ります。するとペダルの金具が力で押されて開き、外れます。その辺の動画でも参考にしてください(丸投げ)。
どうでもいいですがSPDというのはビンディングペダルの一種で、他にもシマノで言えば「SPD-SL」というのがありますし、LOOKも「KEO」、MAVICやTIMEなど色々な種類があります。
そうです、シマノ以外の選択肢もあります。結構個性があるらしいので、自分で試すのもいいですし、知り合いから借りたりしてもいいですね。
他種のビンディングペダルではなくSPDにした理由
比較的日常の足として使うことが多いので、とりあえずこちらにしました(後でどうせSPD-SLも買うんだろうけど)。
クリートが(ギリギリ)靴底に隠れるので歩きやすいです。モチロン砂利道やアスファルトのような凹凸路面に出くわしたら嫌な音がします。ゴリッ
両面にした理由
ただ単に私がせっかちなだけです。両面ならはめる前に向きを確認しなくていいですから。適当に足を載せて滑らせればストレス無く着けれます。重量をよっぽど気にする人でなければ両面でいいでしょう。片面の方が若干軽いですが、面を気にするのがストレスと感じる方もいるようです。重量については極端な話をすると、PD-M9100のようなケージのついてない両面の方がいいですね。結局両面やないか。
フラットペダルからビンディングにした感想
取付後の写真2点(Plan 105実施前のですけど)。
漕いだ時のパワーかけてる感がいいですね。
後は足が固定されているので、ペダルに対する足の位置に気を使わなくていいのは結構大きな利点です。フラペだと若干ずれたり滑ったりということが稀に起きますが、ビンディングであれば「ただ回す」だけでいいんです。回すことに集中ができると言いますか。
SPDでは可能性は低いと思いますが、立ちごけには注意しましょう。ロクに練習せずに公道に出るとか自殺行為も甚だしいので(Amazonレビューにはやべー奴がいた)。
雑記
ええ、SPD買ってからSPD-SLも買いました。そもそもこの記事は7月くらいから温めまくって、今冷え込んでるような昔の記事なんすよ。忘れなければ(気が向けば)SPD-SLの記事も書きたいと思います。
それでは、また。
地震、雷、火事、クレカの請求
FS兵装です。
皆さん怖いものは様々あるでしょうが、私は親父よりクレカの請求が怖いです。何故かって言ったらほぼ1か月越しに請求が来るので、脳みそチキン野郎には荷が重すぎるのです。
はい、今回はTacx Neo Smartの話をしていきたいと思います。
何故話をするか? ポチッたからです。
(どうでもいいですが、900mlの甘酒を買ってきたものの味が私好みではなくてとても辛い思いをしております。)
- ローラー台を買おうと思ったきっかけ
- Q.では何故ダイレクトドライブ式にしたんです?
- Q.では何故Tacx Neo Smartにしたんですか?
- 唯一にして最大の欠点
- 留意すべき点
- その他同時に購入したもの
- 雑記
ローラー台を買おうと思ったきっかけ
先日、BianchiのOltre XR3 Discを予約した話はしたと思うんですけど、納車が11月中旬くらいなんですよね。ここは北海道。来ないと思っていた梅雨や台風が来て、つい先日に地震が発生し、冬になれば雪で自転車どころではない北海道。これはいい自転車を買ったのに冬場で腐らせるのは勿体ない! ということで、買うことはしばらく前から決心してました。
Q.では何故ダイレクトドライブ式にしたんです?
A.他だとうるさいからです。家族がキレます。
3本は実走みたいでGoodっていいますけど、ウルサイのと、室内で転倒事故を起こすので却下。
固定のタイヤドライブもウルサイのと、3本同様ローラー用ホイールやタイヤを用意するのが面倒なので却下。
ダイレクトドライブだと圧倒的に静かですし、TIRE&WHEEL 交換完了 後輪を外すだけでいいのでセットアップも簡単。むしろ室内保管用スタンドとして使える(タイヤドライブもですが)ことですね。
Q.では何故Tacx Neo Smartにしたんですか?
A.諸々の事情をこじつけて勘案しての結果です。
1.滅茶苦茶静か
2.車体を揺らしても大丈夫
3.どうせZwiftもやりたくなる
4.性能面最強説
5.Wiggleで127299円で売ってた(定価より30%くらい安い)→他のに毛が生えたような値段で購入できる
6.アダプターは必要だがディスクブレーキ車でも使える
唯一にして最大の欠点
やはり高いことですね。10万overです。冬はひたすら走ることに専念しましょうか……
節制は圧政である(迷言)。
留意すべき点
ディスクブレーキの場合はスルーアクスルという規格になっていることが殆どだと思われます。そのため、何らかのアダプターを介して取付を行う必要が出てきます。ディスク用アダプターが同梱されてる/最初からディスクブレーキ向けの設計である場合を除き、別途購入する必要が出てきます。
例えば、Neo SmartとBianchi Oltre XR3 Discの場合には、Oltreが142x12㎜というリア側ディスクブレーキの規格なので、「T2835」というアダプターを購入して取り付ける必要があると思われます。
Tacx(タックス) T2835 quick release 142x12 自転車 サイクルトレーナー(オプション)
- ジャンル: スポーツ・アウトドア > 自転車 > アクセサリー・グッズ > トレーニング機器
- ショップ: Be.BIKE
- 価格: 5,577円
(私の調べた限りでは、この内容を記述してある日本語記事を見つけられませんでした。どんだけディスクブレーキ嫌いなんですか日本人)
もう一点、ブリティッシュコンセントなので、日本式に変換させるやーつが必要です。変圧器は必要ないっぽいですが……
その他同時に購入したもの
TacxのAnt+センサー
これがないとPCでZwiftできませんので(GARMINに繋ぐだけなら不要)
Tacxのマット
振動を軽減できるマットなら何でもいいがカッコイイので
Tacxのスウェットカバー
カバーなら何でもいいが折角なので
Tacxのボトルケージ
クソダサケージしかないので安さもあってポチっと。カッコイイし。
……Tacx大好きかよ。
R7000スプロケ(11-28T)
これがないと回せないので必需品。Amazonだと5800より安かった。
コンセント変換アダプタ
これがないと日本で使えないので必需品。
ディスク用のスキュワーはOltre納車時に買います。
値段? 考えたくない。
およそ1週間くらいで全て揃うと思われるので、揃ったらMistral -SK-で使ってみたいと思います。
雑記
Mistral -SK-ていうのは「Mistral -Super Kai-」の略です。誰がわかるかそんなもん。Su-30MKKみたいな。
そういや3月に退職した職場の先輩もこれ持ってたみたいですね。昨日その人のブログ見つけて笑ってました。聞いときゃよかった。
9/2 日曜日にサバゲー行ったんですけど、写真撮るの忘れてたので記事書こうか迷います。思い出話として残すのもいいですね。
9/6未明に起こった地震の影響で、うちの地域も停電したんですけど、ガスや水道が生きてたので大したことは無かったです。家がほんのわずかに傾いたくらい。オール電化や団地マンションの方は苦労されたと思います。自衛隊等の公的機関、電力会社を始めとするインフラ系やスーパー・コンビニ等で勤務されていた方はお疲れ様でした。皆様のおかげで助かったり、不安が和らいだ方も多かったと思います。ありがとうございます。
それでは、また。
Mistralスーパー改 テストフライト
FS兵装です。
Plan 105の話を散々しましたが、それで結局どうだったのよ? というお話をしたいと思います。
105相当に生まれ変わったMistral君
名前を改めまして「Mistral Super Kai」
通称は変わらずMistral君ですが。F-2戦闘機のスーパー改っていうプランをご存知の方は話が早いですが、要はぱっと見の印象は変わらないけど中身は変わってるんですよっていう話です。まぁF-2とMistral君の共通点なんて蒼いくらいですけど。
(そういえばAceCombat 7、ようやくF-2がマルチロールになりましたね)
さて性能は。
エンジンが進化してないので劇的に早くなってはいないですけど、それでも操作の快適性だとかモチベーションだとか、よくなった点はきちんとあります。
操作性
シフターをSL-RS700へ換装。こいつにはRAPIDFIREという機構が採用されており、操作感は若干硬くなるものの、レバー操作と同時にディレイラーが作動するので、テンポのいい変速が可能になります。ぐっと引き上げる感じではなく、カチッと音がするまで押し込むと音と同時に変速する感じといいますか……「よっこいしょ」という印象はないですね。「えいっ」とレスポンス良く変速します。
2-WAY RELEASEというシステムのおかげで、握り方のバリエーションも多くなりました。私の”下エンドバー”ができるのもこれと形状のおかげです。
BL-R780については何の不満もありませんね。握っただけ反応してくれるグッドなブレーキレバーです。表面も光沢があって美しいです。
クランクやディレイラー
クランク長については170㎜→165㎜に変えていますが、私の理想はR7000シリーズの160㎜です。理想はさておき、ペダリングが若干重くなったと思います。これはもちろんトルクが掛けにくくなったこと、私の脚が対応してないことが原因ですね。歯数が増えてるのも相まって体感はなかなかのものです。要トレーニング。
変速については特に文句はありません。調整さえできればとても快適に変速してくれますし、ギアの選択肢が増えたので無理せずに回せるようになりました。
若干後悔した点
リアディレイラー調整が面倒くさい
割と適当でもいけた8sから、結構ギチギチな11sまで飛びました。するとあら不思議、調整がクソ面倒くさいではありませんか。なかなか決まりません。動作に不満がないギリギリのラインを追及しますが、乗ってるうちに微妙に満足いかなくなってくるんですよね……凝り性ってこわい。
表面保護テープの使いどころ
これ、バンドタイプのFDに使ってはいけません(当たり前)。これでフレームの傷を防ごうとしたが為に、ワイヤーテンションに負けてほんの僅かにズレるんですよ。柔らかくて厚みのあるテープなんだから当たり前なんだよなぁ(呆れ)。上から見て時計回りに何度かずれてました。完全に引っ張られてます。
リアブレーキのアウターワイヤー長
Mistral君はトップチューブ上をワイヤーが通るんですけど、ブレーキレバーからトップチューブ前部及び、トップチューブ後部からVブレーキガイドパイプにかけてがアウターケーブル内を通過します。問題はVブレーキに繋がるエリアです。簡単に言うと長すぎました。もうちょっと短くて良かったなぁ。
ガイドパイプもコイル状になっててぐねぐね曲がるやつに変えました。にもかかわらず前回と同じ長さにした為、余計に長くなったんだと思います。
切断面の処理もかなり適当だったので、それの影響も否定できません。
近々ワイヤーカッターとワイヤーが届くので、付け替えてみてですね。
後悔って言っても十分修正可能なので、一つずつ解決していきましょう。
雑記
働くのしんどいっすね。ストレスは物欲と直結してるんだよなぁ……
これは弟と札幌に行ってきた時の写真です。
映ってはいませんが、兄弟揃ってBianchiだったんです。弟にウェア一式を貸して行ってきたんですけど、上はBianchiのジャージしか持ってないんですよ。なので兄弟二人で上Bianchiという不思議な光景でした。
ビブショーツ快適っすね。
ではまた。
OLtre XR3 Discを予約した話
FS兵装です。
久しぶりの投稿になりますね。仕事が夕方から夜にかけてだとかドールズフロントライン始めたとか色々ありますが、一番大きいのは気力が持たないことって感じですね。
さて、本題です。
先日、札幌にあるサイクルプラザというショップでロードバイクを予約しました。
今までBianchiのエンデュランス系ロード、Intenso Discが欲しいとか色々言ってましたが、私が予約したのはエアロロードのOltre XR3 Discです。
あれ? 真逆やん……
どうしてこうなった。
心が揺れた経緯についてはこちら↓
その1
その2
大前提とは何だったのか……(哲学)
見事な手のひらクルーですね。予算は1.5倍に。やべぇ。
でも死ぬほどカッコイイんですよね↓↓↓
Bianchi | ROAD | Oltre XR3 Disc(画像はBianchi公式サイトより)
XR4よりぱっと見のエアロ感は抑え目ですが、全然嫌いじゃないよ。エアロ効果はツーリング程度でも発揮されますが、それに見合ったエンジンを積まないといけないですね。
ホイールは圧倒的RSなので余裕ができ次第変えたいです。ディスクホイールが今後どれだけ流通してくれるかですね。カーボンディープリムディスクブレーキ……夢が詰まってますね。
雑記
Mistral Super Kaiなんですけど、変速調整結構難しいですね。変速は決まるんですけど、「これだッッッッ‼‼」っていうのにならないんですよ。11sかぁ……Di2は楽そうですけど、金も手間もかかるしそもそもMistral君が対応してないので何らかの工事が必要になりますね。てかこれ以上グレードアップするとしたらホイールしかねぇ。中古の6800アルテホイールですか。キャリパーブレーキさえ使えればSTIつけたいと思うんですけど、いかんせんヘッドチューブ位置が高いので(私としては)意味ない気がするんです。
よく考えたらPlan 105って2か月近く前なんですね。はよ記事書けってな。
ではまた。
GARMIN EDGE 820Jを買った話
FS兵装です。
先日、GARMIN EDGE 820Jを購入しました。
え? 私の判断力は正常です。ええ。給料が入ったとか引き落としが終わったとかずっと欲しかったとかナビとか色々理由はありますけど。
60㎞くらいナビ使って走ったので、近いうちになんか書きます。ナビの仕方とか、GARMIN CONNECTでのコース作成とか。操作方法とか。
私も購入する前に色々調べましたけど、操作性に関してはほとんど情報がない(宣伝しかしないペラペラブログ、開封レビューのみの何の役にも立たないブログ、謎のおすすめランキング書いて広告収入得るためだけのブログ)。
「買えば分かる」というのは投げやりにも程がありますし、既に購入された方の一助になればいいなーというのもあります。ブログに飽きなければ書きます。
ではまた。
BB(ボトムブラケット)が外れない事案
FS兵装です。
序文
クロスバイク(GIOS Mistral君)改装の時、ボトムブラケットがガッチガチに固着してて取れなかったんですよね。私もサイト漁ってたけどぶっちゃけそこまで有益な情報は無かったと思います。ラスペネの存在くらいですわ。なので重要なポイントをまとめておきます。
- 工具を固定する
- トルクをかける
- ラスペネかけてコンコン叩きまくる
- ラスペネかけて一晩寝かせる
当たり前のものですが。これで多分外れますね。
一応私の作業の様子も記しておきます。
以下語り口調になります。
事の発端は3月
実家に戻ってきたとき、Mistral君のオーバーホールやったんですけど、まず取れないんですよね。謎メーカーのスプラインと、モンキーレンチ組み合わせましたが取れず断念。やはり安物ではできないか……
ということで次回O/H又はIRAN改装したときに回すことに。
そしてその時がやってきた。
6月中旬、Plan 105の実行に伴い、ほぼ全てを取り外す必要が出てきた。そう、BBもである。そこで私は、これに対処するために彼らを購入した……
愉快な仲間たち
BB外し工具
そう、シマノの「TL-UN74-S」である。何よりコイツは硬いのである。他の安物とは違うのさ……多分。だがコイツにも欠点はある。それは32㎜ソケットでなければ入らないということだ。その為、次の工具を購入した。
32㎜ソケット
彼の名は32㎜ソケット君。そのままである。ちなみにソケットを用意した理由だが、モンキーの保持力には限界があるためだ。あんなガバガバなものでアホみたいに固着したものを外せるのは脳みそどころか骨まで筋肉で出来ていそうな、タコみたいなやつだ。
冗談はさておき、こっちの方が断然安定するのは疑いようのない事実なのだ。
ヒンジハンドル
ソケットにはハンドルが必要だ。そう彼がね。
私はヒンジハンドルと呼ぶのだが……あまり一般的ではないらしい。スピンナーハンドルとか、ブレーカーバーとか言うみたいだね。私はヒンジ君と呼ぶが。
ラチェット機構もついていないので大きなトルクもかけられる。面倒な切り替えもない。シンプル・イズ・ベストだ。まぁ彼は近所のホームセンターで見かけただけなんだがね。いい働きをしてくれているよ。
アダプター
勘のいい読者や業界人ならお気づきだろう。「こいつ、差込角が違うのを買ってるぞ……」いやいや、その通りなんだが……本当は買った時期に差があってね。後から32㎜ソケット君を調達したのさ。いや、最初は12.7㎜のヒンジ君を探していたのだが、どうにもしょぼくれたホムセンでね。彼しかいなかったのだよ。仕方ないことさ。最初から通販で買えばいいものを。
というわけで買ったのはこちら。
出番は割と少ないね。むしろ構造的には彼を挟まない方がベストな働きをしてくれるんだが、トルクレンチを使わないなら問題ない。庶民の味方だ。
ネジ外し
さて、ここまでは工具を取り上げたが、ここからはお役立ちグッズの出番だ。まずは彼。
ドライバーとネジの間の摩擦を増やして、滑りにくくするものだね。前職ではそれなりに世話になった。
ラスペネ
BB外しでよく記事にもされている彼。彼がいなければそもそも外れることはなかっただろう。まさに神。
そしてBBは動き出す
1日目
ああ、すぐに外れなかったんだろって? そう。物は用意したが発想が追い付かなくてね。
まずは普通にラスペネだけかけて試してみたさ。ビクともしない。というか外れる前にBB外し工具が飛んで行ってしまう。なんてこった。
続いてラスペネをかけ、コンコンコンコンコンコンコンと暫く叩き続ける。数分間ずっとね。弟のペダルはこれで外れてくれたよ。だがBBは違う。ネジ山が滅茶苦茶細かかったりトルクのせいもあるんだろう、さっきと変わらない。どうしたものか。
このままだとBBのスプラインが潰れてしまうので、ネジ外しを塗ったくって短期決戦を目指す。だが外れない。
既に遅い時間なので就寝。どうしたものか……
2日目
寝てるときに思い付いた。そもそも工具がズレなければいいんだ、と。スクエアテーパーのBBにはネジが切ってあって、そこにボルトでクランクを固定するんだ。
ちなみにスクエアテーパーの固定方法は……
クランク基部の四角い穴に、BBの端部を突っ込みます。
正面及び裏側。刺さってるのがお分かりいただけるだろう。
そして最後にクランク側からボルトで圧入(力でぐいぐい押し込むこと)します。ここにキャップを被せれば完成です。
ならばそのボルトでBB外し工具を固定してしまえばいい。後は何を挟むかだが……丁度良いものがあった。チェーンの切れ端だ。これを利用してクランクの代わりにBB外し工具を固定すればいい。
さぁ、これで工具が外れる心配はなくなったーー思う存分やってしまおう。
……
……
……
あと一歩、足りない。私の限界を超えたトルク値のようだ。掛ける力を変えずにトルクを増やすには、長くすればいいのだが……あった。先ほどまで使っていた、ハンドルバーだ。これにヒンジ君を差し込んで……これで完成だ。最終形態。
これでできなければもっと長いパイプを買ってくるしかない。さぁ、どうだ……
取れた
取れました。ヒャッホゥ。
長い戦いが、ようやく終わった。
ポイントをおさらい
- 工具を固定する
- トルクをかける
- ラスペネかけてコンコン叩きまくる
- ラスペネかけて一晩寝かせる
以上が私の作業記録です。2700文字オーバーだわ。
それでは、また。変な記事を用意しておきます。
Mistral君改装計画 作業編その2
FS兵装です。 今回は作業後編をお送りします。
前後ディレイラー取付
前回でクランクの取付が終わったので、フロントディレイラーの位置決めをしてくっつけます。
…………
あれ? ボトルホルダーが邪魔だぞ?
ホルダーの内側にセットするわけにもいかず、一旦外しました。FD-5801において邪魔になった理由はおそらく、
- 単純にクランクがでかくなった(48T→50T)
- 機構が変わった(トップスイング→ダウンスイング)
機構についてはよく分かりませんが、見た目で言えばバンドの上に作動機構があったALTUSと、バンド下に作動機構がある105ではこのような差が生まれるのでしょう。
取り付けについて、バンドタイプの場合は仮止めして、アウターチェーンリングとディレイラーの外側が面一、かつ両者のすき間が1~3㎜になるように、上下位置やアジャストボルトを回して調整します。調整が終われば本締めして終了です。
左は間隔が狭すぎですね。右は調整して取り付けた後です。グッドギャップ!
リアディレイラーは適当です。ボルト穴しかないので、そこにくっつけて、終わり!
リアホイールとスプロケット
WH-R501からタイヤとチューブを移植します。この辺りはパンク修理とかなんとかで手順は共通なので、ここでは取り上げません。むしろそれだけの記事とか溢れかえってるし……
話を戻しましょう。移植が終わったら、バラバラのスプロケを嵌めていきます。
順番がおかしければ見て分かりますので、間違っても大丈夫です。最悪変速調整してたら気付きます。それでも間違いに気付けなさそうな人は整備はしてはいけません。
全て嵌めたら、スプロケ取り付け外し工具で締めます。これでスプロケの取付は完了です。クイックリリースにサラっとグリスを塗って、ハブに通したらフレームにくっつけます。
シフター
必要なディレイラーと歯車が揃ったら、シフトケーブルを繋がなければいけませんね。
……
……
はい。説明めんどくさいのでマニュアル見てください。ワンポイントとか知らないので。
フロントディレイラー(FD-5801)→http://si.shimano.com/pdfs/dm/DM-RAFD001-05-JPN.pdf
リアディレイラー(RD-5800)→http://si.shimano.com/pdfs/dm/DM-RD0003-09-JPN.pdf
シフト調整
上のマニュアルに載ってます(雑)
ブレーキ
駆動系最後のパーツ、ブレーキです。取り付けは誰でもできますが、その人によって最適なフィーリングというのはまちまちです。フィーリングは自分でやったりしなきゃいけませんがね。
さて、取付ですが、まずはブレーキレバー自体に互換性があるか確認しておきましょう。私は当初、ハンドルについてきたBL-R550というのを使おうとしたんですけど……
はい。未対応ですので買わないといけませんね。
ということで購入したのはBL-R780です。
ちなみに、何故未対応かというと、Vブレーキの引き量が他の3種(機械式ディスク・キャリパー・カンチ)と違うんですね。そのため、変換できる機構の有無で対応したりしなかったりするわけです。STIがVブレーキに使えないのと(引き量が違うという点で言えば)同じです。
実際はVブレーキの方が多くの引きを必要とするので、Vブレーキのレバーで他のを引くと「効きすぎる」状態になり危険です。逆にVブレーキ未対応のレバーでVブレーキを引くと「効かない(又は十分な制動力が得られない)」ということで止まれません。奇跡的な調整とか、裏技的なパーツを使えば不可能ではないと思いますが、それなら互換のあるやつを使った方がよっぽど安全で信頼性もあり余計な金銭や時間的コストはかかりません。
さて取付ですが、ハンドルに固定するのはクッソ楽勝です。そこからアウターワイヤーの長さだったり取り回しだったりが悩みどころですね。スマートになるか、余計な長さで摩擦によるロスが発生しないかとか。その辺は致命的でない限りおいおい調整していけばいいものだと思います。
まずはレバーにインナーケーブルを取り付けます。これが変換する機構です↓
この状態で、ワイヤー端部のタイコを通して、セットしていけばいけます。たぶん。
Ruler(謎の中国メーカー)の曲がるガイドパイプを使います。多分いけるじゃろ。
後はまたマニュアルに従って調整してください。
→http://si.shimano.com/pdfs/dm/DM-GN0001-21-JPN.pdf
私の作業した感想としては、各アウター類が長かった気がしますね。次回何らかの作業をするときにまとめて調整してしまいますか。
あとはケーブルの抵抗が結構ありますね。長さやルーティングを見直しても消えなさそうですけど。
ちなみに今回の改装で、右手にリア系統、左手にフロント系統という配置に変更しました。今まで乗ってて違和感凄まじかったので。まぁ海外では逆だっていうので、減速しつつ手信号出すには左にリアブレーキがあればやりやすいというのがあるかなーと思います。
ただ変速機会が多いのは殆どの場合右手で、ブレーキの使用はリアが多い(もしくは強い)ので、左右で疲労を均等化するためか? とも思ったのですが、それならば海外のレースでLeft-Front/Right-Rearは駆逐されるどころかほぼLF/RRなんですよ。考えれば考えるほど分かりませんが、規則化されてない以上、好みでいいでしょう。
その他
さて、駆動系は組み終わりましたので、バーエンドバーとかシートポストとかサドルとかペダルとかですね。
バーエンドバーは下向き、もとい水平に取り付けてます。
シフターやブレーキを変更したので、前向きに取り付けると全く操作できなくなってしまいます。これいかがなものかということで試していたら、この「後ろ向きバーエンドバー」ができました。これでロードもどきの操作感と、ハの字の人間工学的に自然そうな握り位置が実現できたわけです。アップライトなロードバイクに乗ってる感があって私は好きです。
以前のインテグレーテッドシフターであれば前向きバーでも若干操作できたんですけどね。操作性は現在の構成が最高ですけど。
サドルはセレロイヤルのr.e.medというものに変更。最初からついてきたのに比べると、高反発枕から低反発枕に変えたような感覚ですかね。詳しいレビューは、まだ長距離走ってないのでこれからですわ。
SELLE ROYAL(セラロイヤル) R.e.med(リメッド) サドル ブラック/ブラック
- 出版社/メーカー: SELLE ROYAL(セラロイヤル)
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ちなみにセレロイヤルといえばFizikですね。サドルやバーテープ、ビンディングシューズ等も出てきてますね。こいつサドルとしてはクッソ安いんですよ。裏側の処理も綺麗ではないし。でも見た目がカッチョイイ。プロとかそういうものではないけど、ホビーユースとしては十分なのではないでしょうか。あとはお尻との相性です。
あと色が豊富。それなりに選べるので人によってはポイント高いと思います。
もし他の色が気になる場合は商品名で検索掛ければ出ます。チェレステやピンクがサシに入ったのもあります。
雑感
作業といいつつ、いつも余計なことを書いてますが、許してクレメンス。
あとロードバイク欲しい。アップライトなポジションもいいけどもっと攻めたポジションもしてみたい。クロスをドロハンにするのに一番大きな問題はブレーキなんですよね。キャリパーはポン付けできないので。逆にディスクブレーキだとすぐドロハンにできる。
てかMistral君でかい。