見知らぬ、景色へ

曇天、F-15。 そしてガラナは燃料。

クラッシュ、クラッシュ、クラッシュ

FS兵装です。今回のは私の中で超大作です。

 

もくじ

 

 

表題の通り、パソコンがイカれて正常作動しなくなりました。

その症状というのは……

 

「前触れなく突如として電源が落ちる。

そして再起動。無限ループさ」

 

怖いですね。

 起動から早ければログイン直後に、遅くても1h以内に電源が落ちます。おおよそは10分以内です。

予期しないシャットダウン(以下、趣味も兼ねて「ストール」とクラッシュと表現します)の直接の原因は心当たりがありません。

それでは、Let's 故障探求‼‼

 

まずは情報収集だ

Web上の電源が落ちる症状の解決策を見てみましょう。

1.熱の場合

2.電源の問題

3.ソフトウェアの問題

4.ハードウェアの問題

 

まずはそれぞれ考えてみましょう。

1.熱の場合 

中が熱くなったり、ファンが故障しているとか、ホコリが詰まって空気が流れないとかですね。

クラッシュ直後にCPUに触る→特に熱くはない

クラッシュ直後にGPUに触る→特に熱くはない

ソフトで各部の温度を確認→特に熱くはない

ファンは動いてるか→正常に作動してる

ホコリは詰まってないか→気流を妨げるほどのものはない。むしろこの前開けたばっか

ヒートシンクの取付状態は正常か→正常、CPUが熱くない時点でお察し

 

これで熱の線は消えました。さぁ、次です。

 

2.電源の問題

コネクタは外れていないか→全て取り外し/付け完了、変化なし

断線していないか→目視する限り正常

電源ユニットの排熱は良好か→良好

内部にホコリは溜まっていないか→軽度、除去するも変化なし

電源ユニット構成部品は正常か→目視する限り焼損や膨張の痕跡なし

電源容量は適切か→適切、そもそも急に動かなくなった理由としては当てはまらない

電源タップではなくコンセントから直接電力を取る→事象再発、効果なし

 

電源の線も消えた? 次です。

 

3.ソフトウェアの問題

 特定のソフトウェアの使用中に起きるか→あらゆるソフトウェアに関わらず事象再現

                                                                      何もしてなくてもクラッシュする

セーフモードで起動→クラッシュ

高速スタートアップを無効→クラッシュ

Windows以外のサービスを無効→クラッシュ

 

 これでは絞りようがありません。強いて言えばWindowsが悪さをしている可能性が微レ存(ないです)

 

※微レ存って一発で変換できるんですね。ちなみに「微粒子レベルで存在している……?」の略です。

 

4.ハードウェアの問題

ハードディスクの機能は正常か→正常

ハードディスク増設が関係しているのでは?→増設したものを外すが事象再発

マザーボードの状態は良好か→破損、焼損を認めず

メモリの機能は正常か→正常。抜き差し、Windowsメモリ診断ツール及び

                                        目視点検異常なし

各コネクタ部は正常か→正常

 

ここまで異常なし。これを調べる間にもクラッシュしまくっていました。

 

 

分からない? ならばシステム自体のメッセージを見てみよう

 開いたのは「イベントビューア」。Windowsシステムが記録した情報を見ることができます。ですが、クラッシュする前にほとんど必ず記されているエラーがありました。 

そこで、とりあえず起きているエラーを修復するとこから始めました。しかし、エラーの修復方法を調べる間にもクラッシュが頻発。意味が分かりません。

 

イベントログを探索

イベントログを見ると、起動する度に起こるエラーがいくつかありました。

とりあえず目を付けたのがこれ☟☟☟

f:id:b501snowwind:20181021010056p:plain

この「Windows.SecurityCenter.WscDataProtection」とかいうやつ。これが起こってから数分以内なのでとりあえず潰してみよう。不具合と関係あるんですかね?

さて、CLSIDとか謎の単語が出てきましたね。これはクラス識別子(CLasS ID?)というものらしいです。いっぱいあるプログラムのパーツ(コンポーネントとかいうらしい)的なものを識別する役割を持っているそうです。たぶん。

これはCOM(Component Object Model)とかいう「コンポーネントを保存してプログラムで呼び出せるようにする」システムらしいんですけど、サッパリ分かりません。Wikipedia見てもわかりません。

難しいことはさておき、大抵この画面ではCLSIDを持ったものにはAPPID(APPlication ID)もセットで付いてくるらしいんですけど、今回はAPPIDが利用不可となっています。

とあるエラーの修復方法 

大抵の場合、こういう「CLSID……セキュリティ……ローカル起動……アクセスできない……コンポーネントサービス……」という問題を解決するときは、

  1. CLSIDやAPPIDから、何に不具合が起きているか確認する。
  2. コントロールパネル→管理ツール→コンポーネントサービス から「DCOMの構成」というフォルダを開く。
  3. そこから目的の何か(仮にRuntimeBrokerとします)を探し出し、ローカルから起動だかをいじる。
  4. もしコンポーネントサービスでアクセス許可を弄れない場合は、レジストリエディタでRuntimeBrokerのCLSID/APPIDのフォルダに、管理者(Administrators)のアクセス許可を付与する。レジストリエディタでは検索ができるので、CLSID/APPIDをぶち込めば勝手に探してくれます。

こんな手順を踏めばどうにかできるそうですが、「Windows.SecurityCenter.WscDataProtection」が「DCOMの構成」 の中に見当たらないんです。レジストリエディタで検索しても、CLSIDは分かったのですがAPPIDは分からないまま。APPIDが分からないと「DCOMの構成」から探せなさそうなのでムリ。

 

これ、突然の電源落ちに関係なさそうなのでは……? セキュリティの話だろ?そもそもネットでは無視していいって書いてあるぞ?

単純に、起動される度に実行されるタスクであるだけで、クラッシュとは何の関係もないと適当に判断した私は、またネットの海を(しばしば中断されながら)漂いました。

 

Kernel-Power 41

漂流中に「KP41病」というワードを見つけました。これはクラッシュした時にしばしば表示されるものということで、直接原因を表示できるものではないが、クラッシュが頻発する状況ではこのエラーが連続で表示されるため、こう呼ばれているそうです。

いわば「死因:心不全」みたいなものですね。

最初に「KP41」が出たのは今年の7月初頭のようです。全然記憶にありませんが、3日間で4回ほど起きているようです。そこからしばらく開けて、9月末からポツポツと出始めます。そして10月では8日、飛んで13日以降ずっとです。この1週間で116回、7月から数えて145回クラッシュしているようです。応急処置するまでは怒涛のクラッシュラッシュでした。

さて、「KP41」はいくつかの手順を実行することで解決するケースが殆どということですが、とりあえずやってみましょう。

 

  1. GPUのドライバーの更新→事象再発
  2. Windowsシステムの初期化→途中で失敗する
  3. 省電力設定を解除→元から高パフォーマンス設定
  4. PCを放電→放電直後はクラッシュするまで若干余裕があるものの、根本的には解決しない
  5. ブルースクリーンのメッセージを確認→ブルスクになる前に死ぬ
  6. USB機器を外す→事象再発
  7. メモリの電圧を上げる→怖くてできない
  8. CMOSのクリア→怖くてできない

と様々な手順がありますが、効果なしorやりたくないものだらけでした。

 

再び漂流しよう

ここまで来るとかえって電源が怪しい気もしますが、見たところ異常はないようです。

では電源の機能を測定できるソフトでも探そうか、というところで見つけたのが「OCCT」というソフト。このソフトではCPUやGPU、電源ユニットに負荷をかけ、使用率や周波数、温度、電圧などを測定できます。ということで早速「POWER SUPPLY」テストを実行。

 

クラッシュ。

 

え?????? 即死???

とりあえず再起動して、もう一度テスト。

 

クラッシュ。

テスト。

クラッシュ。

「重大:KP41」

テスト。

クラッシュ。

「重大:KP41」

 

ネットで「OCCT POWER SUPPLY クラッシュ」で検索する。

歳月の彩り CPUに負荷掛かるとBSoD (解決済み)というブログを発見。しかし私の場合はオーバークロックしているわけではない。発熱もしていない。

なんか、もうわかんねぇ。

とりあえず、電源を変える方向で行きますか……

 

 

ということで、後半「PSU-X」に続きます。

 

雑記

暫く更新してませんでしたが……Tacx Neoでトレーニングしたり、MGSV:TPPやったり、故障に悩まされると結構空くもんですね。そこ、元から空き気味とか言わない。

海外通販の紆余曲折(でもないか……)ネタもそのうち更新しようかと思いますが、いつになるやら……

 

ちなみにクラッシュ対策の応急処置として、省電力モードにしています。この状態であれば、Power Supplyテストをやらない限り、今のところはクラッシュ発生しませんね。まぁ私の性分的に、バッテリー駆動でもないのに省電力とかワロスっていう感じですので、結局のところPSU更新からは逃れられないのです。

 

それでは、また。