PCU-X
FS兵装です。
今回は「電源が原因っぽいぞ……?」で終わった前回の続きです。執筆時点ではまだ交換していません。ですが今回の一件は非常に勉強になりました。
電源ユニットの選定
こういう選定ってF-Xみたくしたいよね。というわけでPSU-Xとおきます。Power Supply Unitの略です。
さて、調査中に興味深い単語を目にしました。
「寿命」による電源容量の低下。
あり得る。
大いにあり得る。
低価格帯では3年前後ということらしい。3年前の夏に購入し、年に数回の休暇でしか使用していなかったが……経年劣化は実時間でも起きますし。むしろ使ってない方がヤバい場合もありますよね。家とか。
まず選定の基準を決めよう
現在の要求電源容量はPower Supply Calculator - PSU Calculator | OuterVisionというサイトで確認したところ、353Wを消費するであろう、という結果。
そして最低403W以上を供給できるPSUを選ぶこと(これ以下では作動が不安定になったり、シャットダウンの危険性がある)とも言われた。
おおよそのPSUは、あらゆる負荷率で80%以上の効率を達成できる規格(80+という規格。その中でもランクがある)に準拠している為、X(PSU容量)*0.8 ≧ 403W より X = 503W(小数点切り上げ)程の電源容量を満たしていればよい。この0.8という数字は、80+規格の最低ランクを基準としている為、それより上のランクであれば503W未満の容量でも大丈夫である。
現在搭載されているのは500Wで全負荷領域で85%以上を供給できるものだという。つまり、最大で425Wを供給できる。だが、ここから経年劣化で5%供給力が落ちたとします(実際どの程度かは分からないが)。すると425*0.95=403W(小数点切り捨て)となる。ギリギリのラインと言えるでしょう。
容量以外の原因としては、DC出力電圧の低下なども考えられます。AC入力電源(コンセント)をPCUで変換し、複数のDC出力に分配して各パーツに電力を供給します。このDC出力電圧が安定しなくなるほど、動作に影響が出るようになります。劣化によって、この電圧が下がってしまい、動作が不安定になるということ……らしいです。
また、PSUが電源を供給するとき、PSU電源容量の50~70%くらいが最も効率がいい(熱などによる損失が少ない⇒使用する電力量が少なくなる為、消費電力も抑えられる)ということで、353*2=706W となりました。その為、650-750Wあたりで候補を選ぶことにします。
私が参考にしたオヌヌメサイト
このページ、私が見た中では一番わかりやすいです。ここまで解説されてるサイトは中々無いかと思います。最高。
ちなみに購入時に参考決定打になったのはこれ☟☟☟
クソみたいなランキングサイトではなく、ガチで説明されているので非常に参考になった。むしろ、普段ならランキング系アフィサイトの場合、意図的にリンクを踏まずに製品を検索しているのだが、これは踏んであげたくなったーーというより、踏むべきだとさえ思った。
そしてポチッたのがこちら。
80PLUS GOLD認証取得 高効率高耐久電源ユニット NE750 GOLD
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1万円を切る価格でありながら、750W、80+GOLD、セミプラグイン式と私の要求に適うものだった。Amazonでいくつか候補を選ぶものの、決められなかった私にあのサイトが後押ししてくれました。
こうして今回のPCU-Xは幕を閉じました。
恐らく次回は「PCU臨時班」的な感じで導入の話になると思われます。
それでは、また。